足場が取れる前、最後の外観です。


外壁のサイディングが貼り終わっているので、
よ〜く見ると全貌が何となく。


玄関もほぼ完成。


凄いですね〜、設計図通り。
当たり前ですがw


保護の為、玄関ドアのダンボールは取れないので
雰囲気は伝わります。



そして、重要なガレージ部分が、
やっと上棟しました。


かなり頑丈な構造で、家と変わらないような
作りになっておりますね。



このように屋根への基礎とのつなぎ目には、
基礎パッキンがあります。
黒い部分


これは、常に自然の風を通して、内部の湿気を排出してくれます。
さらに基礎コンクリートと相性の悪い木質土台部分を
絶縁することにより、土台の腐れを防いで防耐久性を高めるのです。


簡単に説明すると、コンクリートは「水」「セメント」「砂・砂利」を
混ぜてつくるもので、内部に鉄筋を入れたものを鉄筋コンクリートとよびます。


この鉄筋コンクリートは、ビル等でよくみかけるように、
強度や耐久性に優れたものです。


しかし、水を混ぜるので、もちろん水分を多く含みます。
これに対し木材は、水分によって劣化が進みます。
この逆の性質を持った部材との間にパッキンを挟む事によって、
木材が乾燥状態を保つのです。


通常は車を入れるガレージには
そこまで必要のない工法ですが、


「愛車は家族です」


と、言ってあるので、丁重な設計をしてくれました。
乗り物にとって湿気は大敵ですからね。



土台の基礎からの立ち上がりも、
家の方と変わらないような工法です。



せっかくなので、内側をパノラマで撮ってみた。


9000mm×5500mmは広い!
でも、車2台とバイクを数台入れたら
狭く感じるんでしょうね〜
人間は欲深い生き物ですからw




こんな感じに毎週行って、
進み具合をチェックするのも
注文住宅の良いトコロ。


建売では味わえない感覚です。



そうそう。
以前に書こうを思っていて下書きをしていた事を
思い出しました。
建売では、構造自体の違う物がほとんどなんですよ。





注)これ以降の記事は、あくまで一般的な
建売住宅に対する見解です。
全てがそうとは限りません。





建売は安くする為に、免震性なんかは法定ギリギリにして、
建築資材も必要最小限レベルまで落としています。


私も住宅展示場や売出し中の建売物件を
見学しましたが、知識を持っていれば手を出せない物件が
非常に多かったです。
実際に住宅展示場の知り合いに聞いたら、
建売はコワくて買えないそうですw


その人が言っていたのは、
建売住宅は人件費を節約するために、
基礎着工から竣工まで2ヶ月程度で済ませる。
(カエルハウスは4ヶ月以上)


JK(常識的に考えて)このような短い工期では、
丁寧な工事はできませんよね?
そのため、見えるところはともかく、
見えないところのつくりは手抜きがほとんど。
どうやって手を抜くかしか考えていません。
良く言えば効率化。


肝心の基礎も十分な養生期間を置かないと、
10年後には変形やひび割れが発生する可能性が
高いです。


それを証拠に、10年前程の建売住宅街を
見てみましょう。
外壁のサイディングは色落ちや汚れ、コケが付いたりと
新築の頃の面影はなくなっています。
その当時の激安サイディングは、ヒドイものだったようです。


そうなってくると、中身の柱の状態もうかがえますね。
湿気で劣化しているかもしれません。
基礎にクラックなんか入ってたら、
10年後には・・・。



まぁ、実際のところ、
安かろう悪かろうなのですよ。
売るにしても、建売住宅の建物の価値は、
かなり低いと考えた方が良いでしょう。


相場的には、建売の10年後は半値以下で、
そこまで下落しないとなると、20年後の
建物の価値は知れていて、資産としては
土地代のみです。



近所の人も建売を買って10年程度ですが、
若干後悔しているようですよ。



ちなみに、現カエル邸は築35年なのですが
建売だったので作りが酷いですw
屋根裏なんか、手抜きのオンパレードで、
基礎にもヒビが入ってます。
家も傾いています。
もう、価値ゼロですwww



とにかく、人生最大の買い物なので
長い時間をかけて衝動買いは避けないとなりません。
ホントに良い家に住みたいのであれば、
事前に知識を詰め込んでからの、
注文住宅をオススメします。


中には、建売住宅でも当たり物件もあるようで、
通常の激安建売工法ではなく、高免震機密断熱物件も
あるようです。
これは無数の物件をまわらないを見つけられない、
宝探しみたいな感覚なので、どうしても低コストで
家が欲しいって人には有効かもしれません。


なんだかんだ書きましたが、


「住めば都」


と言うことわざがあるように、
どんな住まいであっても、
そこに長く住んでいれば、
慣れて住みよい土地に思えてくる。



要するに、気の持ちようって事に
しておきましょ〜