待ち遠し、スノボシーズン

はい、10月も最終日。
もうあと2ヶ月で今年も終わりですね。


って事は、スノボシーズン到来直前です!


そこで、ウェアについてちょっと書いておきます。


私の使っているウェアはもう7年です。
なので、防水性と撥水性が極端に落ちています。


撥水「水をはじく」
防水「水の浸入を防ぐ」


その名の通り、この二つの要素が無いと、
雪等ですぐに濡れてしまいます。
撥水性と防水性はまったく違うのですよ。


撥水とはウェアの表生地が水をはじく性能で、
防水とはウェアの内側に雨などの水滴を浸入させない事です。


これだけでお気付きの方もいると思いますが、
市販されている「防水スプレー」という商品がは、
厳密には「撥水スプレー」ですね。


スノボのウェアはかなり重要で、湿気や水が入らない事で
薄手でも暖かいのです。


なので、できるかぎり乾いた状態でいるためには、
防水性は高い方がイイですね。



しかし、水の浸入を防ぐだけなら
ビニル製のカッパがいいんじゃない?
と思いますが、汗で蒸れるのです。


そうです、汗の蒸れると濡れて、
結局は冷えちゃいます。


激しい運動ではかなりの汗をかくので、
カッパなんて着てスノボやったら、
汗でベチャベチャになります。


そこで重要なのが、透湿性。
湿気を通しやすくする性質ですね。


え?
水や風が入らなくて、湿気だけを通す素材なんてあるの?


そんな夢のような素材は・・・


あります!


聞いた事はあると思いますが、
GORE-TEX(ゴアテックス)」や「DERMIZAX(ダーミザクス)」
などが透湿性防水素材ですね。


水蒸気は出すが雨は通さない、素晴らしき素材。
高いウェアには、それだけの価値があるんですよ〜


余談ですが、ウェアには防水性を数値に表した
「耐水圧」ってのがあります。
これは、直径1mmの円柱に入れた水が
何mmの高さになると染み込むかの数値です。
その数値が高いほど、防水性があります。


スノボウェアでは15,000mmあると、
ある程度は安心ですね。




では、
防水透湿素材なら撥水は要らないのでは?


っと思われますが、ゴアテックスでも
表生地が水に濡れて水分を含んでしまうと、
よろしくないのです。


たしかに、ゴアテックスだったら、
表面の撥水性が低下しても内部に浸水することは
ありません。

しかし、生地の表面が濡れると
生地の呼吸ができず透湿性が低下します。


そうなると、ウエアの中が汗で蒸れて
体温を奪って寒くなるのです。


撥水性は、ご存じのように少しずつ低下してきます。
ウェアの表面が水を弾かなくなったら、
すぐに撥水回復をした方が良いです。



撥水性の回復方法ですが、
洗たくとすすぎの後に乾燥機で
乾燥させるのです。


乾燥機を使わないときは、
完全にウェアを陰干しで乾かしてから
アイロンを低温(80〜120℃)であて布をしてかけます。
だいたいこれで回復します。


防水スプレー(撥水スプレー)もある程度効果はありますが、
いくた汚れの上から撥水スプレーをかけても
表面のみになるので、洗濯は必須です。
耐久性の回復にもつながるので、
最低でもシーズン終わりには洗濯して下さい。


それでも私のように、10年近く使っていると、
さすがに回復しません。


でも、買い替える必要はありません。
安いウェアなら買い替えちゃった方が安心ですが、
性能のいいウェアならば、撥水性を回復すれば
まだまだ使えます。


ちなみに、
クリーニング屋での撥水加工はできますが、
ちょっと弱いです。


なので、
通販などで撥水剤を買って加工する事をオススメします。
洗う時も、市販の洗剤では撥水性も落ちてしまうので、
同時に撥水専用の洗剤を使うとイイでしょう。




以上のように、スノボウェアは
耐水性が落ちたからといって
買い替えるのは勿体ありません!


上手く使えば、50回以上の雪山で
いつまでも活躍してくれますよ〜