カブの復活と一緒に、試してみたかった
フロントブレーキのマスターシリンダーについて、
違いを身をもって実験してみた。



今回検証するのが、マグナ50のマスターシリンダーに、
NS-1のキャリパーを入れてみる事。


試したのが、


「NS-1キャリパー×マグナ50マスターシリンダー」
「NS-1キャリパー×NS-1マスターシリンダー」


の2パターン。


結果から言うと、効きは一緒。
(キャリパーとブレーキパッドが一緒だからあたりまえ)
でも、握った感じのタッチは違いました。


「NS-1キャリパー×マグナ50マスターシリンダー」は
握った分だけじわりじわりと効いてくる感じで、
ロックさせるくらいにはちょっと握力がいるような?
やわらかいタッチができます。


「NS-1キャリパー×NS-1マスターシリンダー」は
初動が早く、そんなに握りこまないでも制動力がある。
メリハリのあるタッチです。



これは好みの問題になりますが・・・

【ゆっくり微妙な速度の調整をしたい場合】
マグナ50マスターシリンダー


【速度早めにコーナーに突っ込み制動力をかけたい場合】
NS-1のマスターシリンダー


って感じですかね。
個人的には。




ブレーキは乗り手の技量によっても左右しますし、
ちゃんと止まれば問題はありません。
フロントブレーキなんて、まったり走っている分には、
そんなに使いませんからね。


特にコーナー中フロントブレーキを常用するなど、
超上級者のライテクですw
それは、サーキットなどでやるプロ級のテクですので、
一般人の私には無理だと思いますw



でも個人的には、コーナー中(主に峠)で
予想よりも奥が回り込んでいた場合には使います。
その場合にフロントブレーキを軽くかけてあげると
バイクが立ち上がろうとする&減速するので、
再度ラインどりをして再度寝かし込む時に使います。
ハーレーはそうやらないと、バンク角が小さいので
スムーズに曲がれないからかもしれませんが。


でもかけ過ぎると、言うまでもなく
足元をすくわれるor吹っ飛びますので
しっかりカーブの手前で減速してから、コーナーに入って
適正速度で車輪に動力を伝えながらカーブを抜けるのがベストです。



あ、
友人のマッチョ君にいえる事ですが、カーブの後半になって
徐々にアクセルを開ける量を増やしていくと、
横方向に膨らむ事力を抑えられて
カーブをすんなり抜けられますよ〜



あれ?
いつの間にか峠の走り方の話になってる!www
最近脱線癖があるから注意しないとw


個人的な峠の走り方はまた次回にするとして。
マスターシリンダーの違いでしたねw


なぜ、そんな違いが出たのか?


それは、マスターシリンダー内にはブレーキオイルを
押し出すためのピストンが入っています。


その径がNS-1の方が小さいので、
より小さな力でブレーキオイルを押し出すことができるんですね。
(タッチがにメリハリがでる)


逆にマスター側のピストンが大きいマグナ50
同じ量ブレーキを効かせたくても、
レバーをたくさん握らなければならなくなるのです。
(タッチがやわらかくなる)


どっちがイイかは人それぞれですが、
初心者の方にははやわらかいタッチの方が、
操作しやすくていいと思います。
私の初めてのバイク「カブ50」のドラムブレーキでは、
フニャッと感が乗りやすかったのを覚えています。


最近はカブでもキビキビした走りをしたいので、
固めが好み。


よって、NS-1の11mmマスターシリンダーを採用!
(せっかくOHもしましたから)



って事で、検証終了です。